マインドマップという言葉を聞いたことはありますか?
マインドマップとは、人の脳にある膨大な情報を絵に表現して整理し、そこから芋づる式に解決策を見出す方法です。
新しいアイデアが生まれることもあるため、多くの人に用いられています。
マインドマップを使いこなせるようになれば、「アイデアが湧いてこない」という悩みが消えるだけでなく、自分が本当に望んでいることもわかるようになります。
今回は、マインドマップの書き方や活用方法について解説します。
☆マインドマップとは、書き方
マインドマップとは、トニー・ブザン氏が提唱している「考えを絵に表現する方法」のことです。
表現したいことの主題を中心に描き、そこから放射線状に情報を繋げることで、最終的には1本の木のような絵が完成します。
中心が木の幹であり、放射線状に伸びている部分が枝のイメージです。
中心に主題を書き、関連する情報を放射線状に書き込んでいきます。
マインドマップの描き方には決まったルールがあるわけではないので、自分に合った効果的な描き方を試すようにしてください。
マインドマップは、頭の中の情報を整理したい時や、脳の想像力を解放してアイデアを得たい時などに有効な方法です。
人の脳の意味記憶の構造に適合しやすく、次から次に創造的な発想が湧いてくるので、ビル・ゲイツをはじめとする世界的なリーダーや教育機関、日本の企業でも多く使われています。
☆マインドマップとノート法との違い
従来のノート法は情報をまとめるのが難しく、重要な箇所をまとめるとノート何ページ分にもわたってしまうことが多くあります。
ノートにまとめたものを何ページも見直すのは、たくさんの時間がかかってしまいます。
方、マインドマップはキーワードを描くだけなので、多くの情報を描くことができ、見直す時の時間も短縮することができます。
マインドマップは、重要なキーワードを見るだけで関連する情報が放射線状につながっているので、瞬時に内容を理解しやすくなっています。
従来のノート法と比較しても、マインドマップの方が人の記憶構造に合いやすいため、記憶に残りやすいのです。
☆マインドマップ活用法
マインドマップは、会議の議事録をまとめたり、企業の経営課題をわかりやすく導き出したりするのにも有効です。
解決すべき問題が多いのに、なかなか思考を整理する時間がない人は、マインドマップを使ってみてはいかがでしょうか。
自分自身の個人的な課題を解決するときにも、情報を整理できて自由なアイデアが湧きやすくなるマインドマップはオススメです。
マインドマップを使うことで思考力が磨かれていくので、仕事の効率化や自分の能力向上にも役立つでしょう。
☆オススメの本の紹介
トニー・ブザン氏の「マインドマップ超入門」は、初心者でも直感的にマインドマップが理解しやすい構成になっています。
マインドマップの描き方や有効性などが詳しく述べられているので、初心者がマインドマップを描くためのガイドラインとしてオススメの本です。
初歩から応用まで一気にマスターすることができる内容で、マインドマップのエッセンスが凝縮された一冊です。
同じくトニー・ブザン氏の「マインドマップ読書術」では、マインドマップを使って全体を俯瞰しながら読書をする方法が述べられています。
マインドマップの基礎部分にはあまり触れられていないので、応用編といったところでしょうか。
すでにマインドマップが描けるようになって、マインドマップを活用したい人や、速読の効果を高めたい人にオススメしたい一冊になります。
マインドマップの実践を積みたいときに、手に取ってみてはいかがでしょうか。