EC通販の開拓者! 楽天を一代で築いた三木谷浩史に学ぶ

「インターネットショッピングモール」という当時のビジネスモデルにはなかった画期的なビジネスに着目し、会社設立からわずか10年でインターネットサービスの分野で流通総額1兆円を達成。

さらには銀行や旅行業など、多種多様なビジネスの舞台に活躍の場を拡大し続ける楽天グループを一代で築き上げた三木谷浩史氏。わずかなスタッフで始めた会社を大企業・楽天に成長させた三木谷氏の軌跡を、エピソードや名言、著書などとともにご紹介します。

その哲学にはビジネスパーソンが飛躍できる大切なことが詰っています。

 

☆略歴・功績

今では日本屈指の大企業に成長した楽天。その創始者で社長の三木谷浩史氏は、もとから起業家を目指していたわけではなかったそうです。

むしろ大企業志向で、「世界を股にかけた仕事がしたい」と一橋大学を卒業後は日本興業銀行に入社しています。

三木谷氏が起業家を志すようになるのは、銀行時代に留学したアメリカのハーバード大学ビジネススクールに留学したのがきっかけです。

アメリカには小規模でも起業している人を賞賛する風潮があり、そのような環境に身を投じたことで、「ビジネスマンのゴール=大企業で出世」ではなく「ビジネスマンの幸せ=自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる場所で働く」ということを悟ったと言います。

この気づきが大きな転機となり、97年に楽天の前身であるエム・ディー・エムを設立。

同年、ビジネスの主軸であるインターネットショッピングモール「楽天市場」を開設しました。

 

☆エピソード

会社を設立するにあたり自身のビジネスモデルについて相談すると、先輩経営者たちからは「大企業が失敗していることを三木谷君がやって成功する訳がない」という厳しい意見が出ました。

常人ならその意見に怖じ気づいてしまいそうですが、“周りがこのビジネスモデルの素晴らしさに気づいていないところにチャンスがある”と、三木谷氏はこれをむしろ勝機と捉えます。

そして、「商売が得意な人が簡単に店を開ける仕組み」という楽天市場のコンセプトが生み出されたのです。

楽天が他社と大きく異なる点は、単に店を増やすのではなく、出店者の店がどうすれば売り上げをアップできるのかを一緒に考え、そのために必要なサービスを構築するというきめ細かな心遣いにあります。

そして、その姿勢が楽天と出店者との絆を深めてきたと言えるでしょう。

まだパソコンが今ほど普及していなかった当初、出店者と一緒に秋葉原でパソコンを購入し設置を手伝ったというエピソードからも、ビジネスにおいて「人」を大切にする三木谷氏のポリシーを感じます。

 

☆名言

楽天グループという巨大な集団の創設者であり社員を常に牽引するリーダーである三木谷氏は社員に「ビジネスは最高のエンターテイメントで、僕らはプロビジネス選手」とよく言っているそうです。

だからこそ楽しくやった方が良いし、勝たなければ意味がないと続けます。また他にも、「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるだけ」など、三木谷氏が語るビジネス論には「楽しむ」という言葉が不可欠になっています。

ついつい夢中になってしまうほど仕事を楽しめる人間がどれだけいるだろうか?そのためには先に述べられたように、仕事を面白くできる能力が必要になってくるのでしょう。

さらに、あと一歩が出ないという方には「Get Things Done」という言葉があります。あらゆる手段を使って何が何でも目標を達成することが大切という意味です。

ここまでやったからと自分に言い訳して諦めず、どうすれば目標を達成できるかを考え、何度でもチャレンジする。そこにビジネスの面白さがあると三木谷氏は語っています。

 

☆オススメの本の紹介

http://www.amazon.co.jp/成功のコンセプト-幻冬舎文庫-三木谷-浩史/dp/4344414004

 

三木谷氏の数ある著書の中からビジネスパーソンにぜひおすすめしたいのが、2009年に幻冬舎から出版された「成功のコンセプト」。

わずか10年で楽天を日本屈指の大企業にまで成長させた秘訣として、設立当初から徹底して実践し続けている「5つのコンセプト」が紹介されています。

その内容はインターネット業界だけに通用するものではなく、他業種の方でもすぐに取り入れられる成長のヒントが満載です。