嬉しいはずなのに…出世の知らせで悩みを抱えるケースも

会社で出世をすることは「自分の仕事ぶりが認められた」「会社はしっかり見てくれていたのだ」というだけで単純に嬉しくなるものです。

また、給与などの待遇面もアップしますので、金銭的にも嬉しいという気持ちになるのではないでしょうか。

しかし、一方で出世をすることにより、それが悩みにつながるケースも少なくありません。

☆出世で同僚との関係性が崩れる?

今まで同じ部署にいた同僚の中で、ただ一人抜擢されて昇進してしまったら気をつけなければいけないことがあります。

人間関係を見直したり、今までと少し言動や行動を変えたりすることになるでしょう。

年功序列制度よりも成果主義が導入されつつあり、中途入社してくる社員も普通にあり得ることなので、人によっては自分だけ出世しても気にしないということもあります。

しかし、自分は大丈夫と思っていても、同僚がそう思ってくれるかどうかは人それぞれです。

そのため、部下が先輩だったり、年上だったりしたときには気をつけておきましょう。

自分が出世する前は色々と相談したり、アドバイスをもらっていたりした同僚が今度は自分の部下になるときに、もしかするとその先輩や年上の同僚は内心面白くないと感じていることもあるでしょう。

それでも、引き続き良好な関係を築いていくためには、上司としてのリーダーシップや責任を果たしつつ、彼らを先輩としてある程度謙虚な気持ちで接し、必要なときにはアドバイスを求めたり、相手を尊重したりするという姿勢が必要になるのではないでしょうか。

ただし、指導をするのは出世した自分の役割で仕事でもあります。

この人間関係が悩みにつながることもあるようです。

☆仕事の量も質も変わることへの悩み

出世することで、給与や役職が変わります。

それに伴い仕事の範囲や責任も増えていくことでしょう。

この仕事内容の変化が悩みにつながることもあるのです。

責任のひとつとして、その部署の業績を上げなければなりません。

今までは部署の一員として、自分の仕事にある程度集中していればそれで済んだのですが、出世してしまうと自分が部署の業績の責任を負う割合が高くなります。

さらに、部下の指導もしなければなりません。

たとえ業務遂行能力が低い部下がいて、ミスをしたとしても自分の責任です。

他の部下にもどれだけ仕事を割り振るのかも常に考える必要があります。

その他にも中間管理職やリーダー的な立場で昇進した場合には、部下の一般社員の仕事の不満と会社の上層部からの要求の間に挟まれることになります。

この人間関係がスムーズにいかないとストレスがたまりますし、単なる悩みでは済まされないことになります。

現実問題として給与は上がることもありますが、それ以上に業務量が増えたり、人間関係が難しくなったりすることでストレスがたまることが悩みにつながる可能性があります。

☆出世は責任と重圧が…逆に考えればやりがいということ!

出世をすることで、同僚にも気を遣わなければいけなかったり、業務量や責任が増えたり、プレッシャーでストレスがたまるというマイナスイメージを持ってしまうこともあるでしょう。

出世するとよいことはなく、悩みばかりなのでしょうか。

初めて出世をしたときには、グループリーダー的な役職であることも多く、実際に責任や業務ばかりが増えて、上と下との板ばさみに悩まされることが多いのは確かです。

しかし、ここを超えないとさらに責任や権限が大きい役職に就くことはできません。

出世することで、経営に少しでも携われる機会に恵まれますし、人材の指導などのノウハウが蓄積できるチャンスでもあるので、学べることも多いのではないでしょうか。

必要以上に無理をすることは避けたいところですが、大変なときほど後で振り返ってみれば知識や力になっているものです。

出世して悩んでしまいそうになったら、同時にやりがいを感じているとポジティブに考えてみることも大切です。