出世は非常におめでたいことですが、お祝い方法にはさまざまなルールがあり、気を配らなければならない面もあります。
会社内での出世お祝いのルールにのっとって失礼のないものをプレゼントしましょう。
ここではおすすめのプレゼント品や注意点など出世お祝いの基本について紹介します。
☆自分だけ内緒でお祝いはNG!人間関係を壊す可能性アリ!
部署内で出世お祝いの会を開く際、自分だけプレゼント品を準備し渡すのは抜け駆けのような印象を与えてしまいます。
プレゼントを準備していなかった人にとってはいい気がするものではありません。
部署内での人間関係を壊すことにもなりかねないので注意が必要です。
一般的には、部署内みんなでお金を出し合いプレゼント品を渡すのが良いとされています。
会の場で個人的な贈り物はマナー違反だと理解しておきましょう。
また、人事の都合上、部署内には出世が叶わず複雑な心境の人がいるという可能性もあります。
その場合は、できるだけ配慮して慎重に行動することが求められます。
もし、どうしても出世した人にお世話になっていて個人的なプレゼントを渡したいという時は、自宅に伺ったり、食事に誘ったりして社外で渡すようにすると良いでしょう。
勤務時間外であれば、プレゼントをもらう方も気を遣わず喜んでもらえることにつながります。
☆上司や同僚に昇進祝い!定番とNGなプレゼントとは?
基本的に出世お祝いの贈り物は、花束とプレゼント品を一緒に渡す形になります。
プレゼント品は実用的で質の良いものを選ぶようにします。
相手の好みがわからない場合はできるだけシンプルなものを選び、長く使ってもらえるようにしましょう。
定番は手帳や名刺入れです。
スケジュールをデジタルで管理する時代になっていますが、手帳は常に身につけているビジネスマンも多いものです。
日ごろ使用されているものがどんな手帳かリサーチしておきテイストが合うものを選ぶのがおすすめです。
また、お酒が好きな人にはワインやグラスなど関連アイテムをプレゼントするのも喜ばれます。
そのほか、気に入ってもらえるものを選ぶ自信がない人におすすめなのはカタログギフトです。
最近はカタログギフトの種類も豊富で多少持ち物にこだわりがある人でも、よろこんでもらえるプレゼントになるでしょう。
気を付けなければならないのは贈ることで失礼になってしまうプレゼントがあることです。
例えば、万年筆はさらなる精進を促す意味があり、同様にベルトにも気を抜かずもっと励めという意味があります。
このような意味からも万年筆やベルトは目上の人に贈ると失礼になるプレゼント品です。
それに加えて、靴や靴下は相手を踏みつけることを意味するので、目上の人に限らず出世お祝いとしては贈らないようにしましょう。
プレゼント品が決まったら、紅白蝶結びののしをつけ「御昇進御祝」という表書きにします。自分なりに短いメッセージを添えると一層喜んでもらえますよ。
☆取引先の営業マンが昇進!お祝いする前に上司に相談を
取引先の営業マンが昇進したお祝いとして自分で勝手に金品をプレゼントするのはタブーとされています。
あまり親密な関係でない限り、贈り物はしないほうが無難でしょう。
なぜなら、他企業へ金品を贈ることは賄賂と捉えられてしまうこともあるので、非常にデリケートな面があるからです。
会社としてそのような金品のやり取りを完全に禁止しているところも少なくありません。
もちろん、冠婚葬祭などのお祝い金は全く別ですが、出世お祝い金となると注意が必要です。
必ず上司に相談をしどう対応するべきか指示を仰ぎましょう。
ほとんどの場合、ささやかなお祝いの場を開くというのが一般的になります。