子供の教育で困ってる?それならアドラー心理学で子育ての見直しを!

現代人のライフスタイルに光を与えてくれるものとして、アドラー心理学が見直されています。

主にビジネスシーンで取り上げられることが多いアドラー心理学ですが、その教えは多岐にわたっており、子育てにおいても有効な考えをいくつも残しています。

ここで紹介するアドラーの教えは、現代の子供を持つ人達に新しい発見をもたらすことでしょう。

 

☆頭ごなしに怒鳴ってない?恐怖は何も生み出さない

 

子供のしつけをきちんとする。これは親なら当然の義務です。

しかし、多くの教育メソッドでは、この「しつけ」と「叱る」、あるいは「怒る」ことを混同してしまっていることが問題になっています。

しつけとは、子供に正しいことと間違っていることを教え、道を踏み外さないように導く行為です。

一方、「怒る」とは子供を頭ごなしに否定して、親の思い通りにしようとする行為です。

ここで、怒られた子供が過ちを正そうとするのは反省しているからでも、正しいことを理解したからでもなく、単に怒られた「恐怖」から逃れたいために、言われたとおりのことを実行しているだけです。

アドラー心理学では「今」について詳しく述べていますが、「怒る」とは今感じている感情をただぶつけるだけの、刹那的で恐怖に満ちた行為です。

恐怖は何も生み出しません。子供から自主的に考えて行動する力を奪います。

また、「怒られなかったら何をしてもいい」という間違った価値観を植え付け、道徳の心が薄い大人に成長してしまう危険性もあります。

 

☆子供の失敗恐れてない?打たれ弱い大人になってしまうかも

 

どうして、親は子供を怒ってしまうのでしょうか?

それは親が感情をコントロールできていない、というよりも子育てに失敗することを恐れ、子供が何かを失敗することを怖れているから、と言うことができそうです。

子供をきちんとしつけないといけない、という思いが子供への過干渉につながり、強制的であっても子供を正しい道に誘導しなければいけないと考えてしまうのです。

しかし、アドラー心理学では、子供に「介入しないこと」の重要性を説いています。

子供の抱いている課題に親が介入せず、子供自身の力で解決する力を育てようとする姿勢です。

なぜなら、課題を解決できなくて将来困るのは親以上に、子供自身であるはずだからです。

これをアドラー心理学では「課題の分離」と呼んでいます。

そして、子供が自主的に成長していくために、親が気をつけることは「見守ること」です。

それが子供のためになると理解しているのであれば、広い心で困難に立ち向かう子供を見守ることのできる余裕を持ってください。

そして、失敗しても怒らずに支える姿勢を持ちましょう。

失敗経験は子供の成長の糧になってくれるはずです。

 

☆よその子と比較してない?するなら過去のその子自身!

 

アドラー心理学では、理想の自分と現在の自分を比較して、理想に近づこうとする行為については肯定的に述べられています。

一方で、他人との比較で自分の行動を決めてしまうことは無意味だと批判しています。

これは、親の教育姿勢にも言えることではないでしょうか。

子供を怒っているとき、その子のためというよりも、周りの子供達と比べて遅れをとらないため、恥をかかないため、と無意識に思ってしまっている親は多くいるでしょう。

しかし、理想像は一人一人違います。

常識や世間といった価値観で子供を測らずに、その子供にとって一番大切なことは何かを一緒に考えましょう。

これは先ほどの「課題の分離」の話にもつながってきます。

子供の課題を、他の子供の課題と混同しないようにすることが大切です。

そして、比べるのであれば過去の子供と現在の子供を比べてあげるようにしましょう。