スティーヴン・R・コヴィー著書の「7つの習慣」について一度は耳にしたビジネスマンも多くいますよね。
今を生き抜くために、また成功するために、読んでみたいと思うものの500ページを超えるハードカバーのボリュームに熟読までには至っていない人もいるでしょう。
そこでここでは、「7つの習慣」に関してわかりやすく概要を紹介していきます。
目次
☆7つの習慣とは?
「自分自身の原則に沿って生きることで人生が好転する」ことを示す自己啓発本です。
有名なエピソードとして、この7つの習慣を実践した翻訳家たちは、国内200万超えの大ヒットという成功を手に入れたという事例があります。
真の成功を得るためには優れた人格と、自分の内面から外に向けて働きかけること=インサイド・アウトという考えが重要と記されています。
インサイド・アウトの考え方を基本にしながら、成功をつかむための7つの習慣が明示されています。
習慣は7つそれぞれが独立したものではなく深くかかわっているものです。
☆なぜ習慣化することが重要なの?
私たち自身の人格は普段繰り返す行動、つまり習慣によってつくられたものと考えられます。
そのため、人格を変え、人生を変えるには「習慣」を変える必要があります。
人生を豊かにする「習慣」を身につけることによって、人生に変化が訪れるのです。
具体的にどのような習慣が人生を豊かにすると著者は示しているのでしょうか。
第一の習慣は「主体的に動く」というものです。
主体的に動くとは自分自身の人生に責任をもつということ。
自分の行動が周りに流されるものではなく、自分自身で決定していくことで目的に近づけます。
目の前にどのようなことが起こってもそれに対する反応は自分自身が決められるということです。
第2の習慣は「終わりを思い描くことから始める」です。
自分が死んだとき、葬儀の場ではどんなことを称えてほしいと思っているのか、どんな言葉をかけてもらいたいのか、これらを意識することで、自分が人生で本当に大事にしたいことが見えてくるといいます。
第3の習慣は「最優先事項を優先する」です。
これは第1第2の習慣を身につけるからこそ理解できることになります。
主体的に動き、自分の人生で何が重要なのかを知ることで「最優先事項」がわかるのです。
自分が人生で成し遂げたいこと、人生の目的、ミッションなどにむけて、優先すべき事柄に取り組むべきという考えです。
第4の習慣は、「Win-Winを考える」です。
全員が勝者になれるという考えのもと、お互いに利益を享受するためになにが必要かを考える習慣が重要ということです。
第5の習慣は、「まず理解に徹し、そして理解される」です。
まずは理解するために傾聴する重要性を説いています。
相手の目で世界を見ることで理解につながります。
第6の習慣は「シナジーを創り出す」です。
互いに相乗効果を作り出すことで、頭と心が開放され今までになかったアイディアやイメージが生まれてくるという考えです。
それこそが成功への近道になると説かれています。
第7の習慣は、「刃を研ぐ」です。
「刃」とは、肉体、精神、社会、情緒の四つの側面を示し、これらを日ごろから鍛えることで習慣が実現しやすくなるということです。
☆何度も繰り返し読む本!
上記のような7つの習慣は、すべてを総合的に取り組むことで人生を好転することができるとされる習慣です。
そのため、要点だけがわかっても本当の理解には至らないことも考えられます。
だからこそ、上記の内容に少しでも興味があれば、本書を手に取り読み進めてみることをおすすめします。
繰り返し、読むことで習慣化の手助けになり、本当の意味で今を生き抜くための力になってくれるでしょう。